ひろば

コラム 2022年5月30日

ロスジェネには時間がない/雨宮 処凛(作家・活動家)【2022.5】

この夏の参院選が終わると、3年間、国政選挙はないらしい。2025年。あなたは何をしているだろうか。この国はどうなっているだろうか。そしてあなたは、何歳になっているだろうか。5月9日の市民連合のシンポジウムで、私は3年後、50歳になっていると話した。その時、怒りで涙ぐみそうになった。どうしてか。1975年生まれの私はロス…
コラム 2022年5月1日

「M+1」の法則と市民連合の役割/小原 隆治(早稲田大学政治経済学術院教授)【2022.5】

政治学は経済学に嫉妬し、経済学は物理学に嫉妬するという話がある。法則の定立や証明が科学のすべてではないにしても、もっとも重要な構成要素の1つであるには違いないから、科学たろうとする学問にそんな嫉妬心が生まれても不思議はない。小原隆治さん(早稲田大学政治経済学術院教授)法則科学の性格が強いとはいえない政治学にあって、その…
コラム 2022年4月30日

国のカネを生活に回す基盤としての9条 /ジャーナリスト・和光大学名誉教授 竹信三恵子【2022.4】

憲法9条というと、「人を殺さないための不戦の誓い」をイメージする人が大半ではないでしょうか。これ自体は重要なことです。ただ、9条は、より卑近で日常的な役割も果たしてきました。それは、軍事費という放蕩息子を抑え込み、人々の日々の生活を支えるために国のカネを使わせる、という役割です。戦前の日本は、日清戦争以降ほぼ10年ごと…
ひろば 2022年4月30日

「立ち上がった福島の小児甲状腺がん患者たち」/「さようなら原発」一千万署名市民の会 【2022.4】

「さようなら原発」一千万署名市民の会は4月27日、「立ち上がった福島の小児甲状腺がん患者たち」をテーマに、オンライン学習会を開催しました。そのオンライン学習会(録画)をご紹介します。「311子ども甲状腺がん裁判弁護団」の井戸謙一弁護団長が「311子ども甲状腺がん裁判とは?」、ジャーナリストの白石草さん(OurPlane…
ひろば 2022年4月26日

「復帰」50年 「辺野古新基地建設を許さず 憲法が生きる沖縄と日本を!in東京」/ 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会/「止めよう!辺野古埋立て」 国会包囲実行委員会 【2002.4】

沖縄が「復帰」して50年。沖縄の戦後は、米軍の施政権下におかれ、1972年の「沖縄復帰」以降も、米軍基地の集中を余儀なくされ、日米安保条約の負担を押しつけられてきました。今日においても、日本政府は米国の東アジア戦略に追従し、九州・沖縄、南西諸島に自衛隊基地の新設など、軍事強化をすすめています。万が一有事ともなれば、軍事…