コラム

ひろばコラム 2022年8月12日

背骨を欠いたグランドデザイン
大沢真理(東京大学名誉教授)

6月7日に岸田内閣は、「経済財政運営と改革の基本方針2022」(骨太の方針)とともに、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」(以下、グランドデザイン)を決定した。「人への投資」がその中心的な柱であり、マスメディアでは「資産所得倍増プラン」が注目された。岸田首相は、昨年9月の自民党総裁選挙中の発言や、10月8日…
コラム 2022年7月19日

安保法制違憲訴訟の闘いは続く− 憲法を軽んじる国に未来はない −/古川健三弁護士(安保法制違憲訴訟・東京弁護団事務局長)

2016年4月から、安保法制が違憲であり、その制定やそれに基づいて実施されている米艦等防護行為などの戦争準備行為が市民の人権を脅かしていることについて国家賠償などを求める、安保法制違憲訴訟が日本全国で闘われている。古川健三弁護士(弁護士法人りべるて・えがりて法律事務所)2022年5月24日には、東京高等裁判所で、東京安…
コラム 2022年7月11日

改正障害者雇用促進法の課題と私たちの取り組み-重度障害者の雇用を進めるために-/DPI日本会議・西村正樹副議長

改正障害者雇用促進法の課題と私たちの取組み―重度障害者の雇用を進めるためにー障害者雇用は、障害者雇用促進法に基づく障害者雇用率制度を基本として一定規模の従業員を雇用する民間企業や中央省庁及び地方自治体といった公的機関に対して、従業員数に応じて障害者雇用を義務付けている。この法定雇用率(以下、雇用率)は、2021年3月3…
コラム参院選2022 2022年7月3日

参院選後のディストピア(近未来暗黒小説)/元文部科学事務次官 前川喜平(現代教育行政研究会代表)

2040年の今から振り返れば、日本が暗黒時代に転落する引き金を引いたのはあの参院選だった。2022年の参院選で自民党は大勝し、岸田首相は「国民の圧倒的な信任を得た」と胸を張った。公明党、日本維新の会、国民民主党を含めた改憲4党の議席は参議院総議席の7割を占めるに至った。前川喜平元文部科学事務次官そのころ、アベノミクスの…
コラム 2022年6月7日

崔江以子さんのネットヘイト民事裁判/師岡 康子(弁護士)

2013年以降川崎市ではヘイトスピーチを伴うデモが繰り返されていたが、2015年11月には「日本浄化デモ」と題し、在日コリアンの集住地区である川崎区桜本を標的にするヘイトデモが行われた。桜本にある「川崎市ふれあい館」職員の崔江以子さんは、家族や他の住民たちと共にヘイトデモに現場で抗議した。師岡康子弁護士2016年1月末…