コラム

コラム参院選2022 2022年7月3日

参院選後のディストピア(近未来暗黒小説)/元文部科学事務次官 前川喜平(現代教育行政研究会代表)

2040年の今から振り返れば、日本が暗黒時代に転落する引き金を引いたのはあの参院選だった。2022年の参院選で自民党は大勝し、岸田首相は「国民の圧倒的な信任を得た」と胸を張った。公明党、日本維新の会、国民民主党を含めた改憲4党の議席は参議院総議席の7割を占めるに至った。前川喜平元文部科学事務次官そのころ、アベノミクスの…
コラム 2022年6月7日

崔江以子さんのネットヘイト民事裁判/師岡 康子(弁護士)

2013年以降川崎市ではヘイトスピーチを伴うデモが繰り返されていたが、2015年11月には「日本浄化デモ」と題し、在日コリアンの集住地区である川崎区桜本を標的にするヘイトデモが行われた。桜本にある「川崎市ふれあい館」職員の崔江以子さんは、家族や他の住民たちと共にヘイトデモに現場で抗議した。師岡康子弁護士2016年1月末…
コラム 2022年6月5日

 ウクライナ戦争と停戦/和田 春樹(東大名誉教授、歴史学者/ロシア・朝鮮史)

ロシアがベラルーシを中心に大量の部隊を集結させ、ウクライナに圧力をかけ始めたのは、昨年春のことで、いったんは撤退が発表されたが、10月末ふたたび10万人規模へ拡大された。本年2月21日、プーチンはウクライナ東部の二つの親ロシア派の国家、ルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国の独立を承認する大統領令に署名した。ただちに…
コラム 2022年6月4日

今こそ、「生活保護法」を「生活保障法」に! ~市民生活にかかわる分野での「野党共通政策」で、政権交代後の社会のあり方を示してほしい/小久保哲郎(弁護士)

「生活保護だけは死んでも受けたくない」「生活保護以外で使える制度はありませんか?」私たちは、コロナ禍に突入した2020年4月から2か月に1度、有志の実行委員会をつくって全国的な無料電話相談会を実施し、1万3000件以上の悲痛な声を聴いてきた(※1)。小久保哲郎弁護士社会福祉協議会の特例貸付など制度の利用期限が切れて、ど…
コラム 2022年5月30日

ロスジェネには時間がない/雨宮 処凛(作家・活動家)

この夏の参院選が終わると、3年間、国政選挙はないらしい。2025年。あなたは何をしているだろうか。この国はどうなっているだろうか。そしてあなたは、何歳になっているだろうか。5月9日の市民連合のシンポジウムで、私は3年後、50歳になっていると話した。その時、怒りで涙ぐみそうになった。どうしてか。1975年生まれの私はロス…