コラム

コラム 2020年9月17日

菅内閣誕生で完成「2012年体制」の悪夢 二階氏が後継指名した最大の狙いは

安倍晋三首相が突然の辞任表明記者会見をするや否や、瞬く間に菅義偉官房長官を後継とする流れが二階俊博自民党幹事長によって作られ、2週間余りのメディア旋風を経て首相指名がなされた。いったい何が終わり、何が変わるのか、あるいは変わらないのか。分かるようで分からない有権者も少なくないのではないか。(上智大学教授=中野晃一)続き…
コラム 2020年9月7日

コロナショックと財政・金融政策

コロナをきっかけにマクロ経済政策すなわち財政政策と金融政策が「大盤振る舞い」になっています。今回は、マクロ政策がどのように変わり、そしてその影響がどのような形で出ていて、将来的にどういう問題が生じうるのか、これらのことについて考えてみたいと思います。みなさんもご存じのとおり、今年2020年2月に入って、「アジアの問題」…
コラム 2020年8月21日

中村喜四郎さんインタビュー

市民連合は、2015年12月の発足以降、国政選挙において、野党統一・市民連合推薦候補の擁立を実現してきました。また、同時に投票率のアップのため、街頭宣伝などや様々な取り組みをしてきました。その私たちに対して、中村喜四郎議員が事務総長を務める「全国108万ネットワーク国民運動本部」から、国民運動本部がすすめる「投票率10…
コラム 2020年8月11日

ソーシャル・ディスタンスとテクノロジーの将来

前回はコロナショックが所得分配にたいしてどのような影響を与えるかについて考えました。そして、このコラムの最後で「スキルの格差」の影響について触れ、テクノロジーの動向に注意を向ける必要性を強調しました。パンデミックは人びとを空間的に分離する「ソーシャル・ディスタンス」を規範化します。新型コロナウィルスのワクチンや治療薬が…
コラム 2020年8月4日

【コロナ禍で終焉を迎える安倍政権の先に】国民生活をいかに守るか、正念場の立憲野党

ダイヤモンド・プリンセス号におけるコロナウイルス感染対応の失敗が世界的な注目を集め、「アベはどこだ?」と首相のリーダーシップの不在を海外メディアが問うたのは、2月末のことだった。その後、安倍晋三首相は、全国一斉休校やアベノマスクの配布、そして緊急事態宣言の発令などに際して記者会見を開き、存在感を示そうと躍起になった。5…