「賛同署名と意見募集」のご報告/№7(2021年12月13日)
市民連合「野党共闘路線の維持と強化を求めます!-賛同署名と意見募集」に多くの皆さまからご賛同とご意見を頂いています。「ご報告NO7」(12月13日)を送ります。2,472件のご賛同、1,450件の貴重な「ご意見」を全国から頂いています。本当にありがとうございます。引き続きいくつかご紹介させて頂きます。
運営委員の中野晃一さん(上智大学国際教養学部教授)が「世界」(2022年1月号)に「野党共闘をアップデートせよ」という論文を寄稿されていますのでご参照下さい。(12.13/市民連合事務局)
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〇選挙のときだけ活動しているような印象です。(いいか悪いかは横において)維新は日ごろからこまめにいろいろな地域の集会や会合に顔を出しています。(時と場合によるのでしょうが、そこで〈支持をお願い〉したりしません。何気ない会話・コミュニケーションで顔と名前を売っています)
それが大阪市長や大阪府知事のテレビジャックと相互に作用して、〈維新は頑張っている〉イメージを作り出していると思います。立憲野党の各党は、この地道なコミュニケーションの努力が圧倒的に足りていないと感じます。〈まじめに政策だけを訴えれば支持が増える〉というのは、もはや幻想では?(11.26 EMさん/大阪)
〇1.政党間をつなぐ市民連合の役割は今後も重要。2.各地域市民組織との構造的なつながりも、お互いよく検討して整備する。3.ジェンダー、環境、貧困などの各イシューも含み、拡張するのがよいが、各団体は全党に働きかけをしているので、「市民と野党の共闘」を掲げる市民連合には、オブザーバー参加という形かなと思います。4.名称は安保法制に限定せず拡張した方がよい。(11.27 SKさん/東京)
〇メディアが頼りにならないので、ツィートを見て励みにしています。井上ひさしさん、樋口陽一さんの「日本国憲法を読み直す」を読むと何度も改憲勢力は勢いづき、またか?という苦々しい思いで、次の参院選がどうなるか心配です。(11.27 IEさん/山形)
〇取り組み、お疲れ様です。衆院選の結果は残念でした。だけど相手方を追いつめたところもあったと思います。気長に、明るく、執念深く(この点では相手の方が格段に上ですね。見習わねば)、私たちの手で民主政治を作り出すことに取り組んでいきたいと思います。(11.27 YKさん/和歌山)
〇参院選から次の衆院選に向けて、与野党の伯仲から逆転、さらに政権交代への長期展望を見据えるなら、市民連合と立憲野党間で共通する、凝縮された言葉としてインパクトのある鮮明な旗じるしが必要ではないでしょうか。たとえば以下の4本です。①「公開」:隠蔽を許さず、情報公開に徹する。②「公正」:金権腐敗・私物化を許さず、政治・行政・経済活動に道義を取り戻す。③「公益」:医療、福祉、教育、農業・環境など「いのち」に関わる分野に重点支出を行う。④「公助」:セイフティ・ネットの拡充、雇用の正規化を進め「生存権」を保障する。主眼は、大きな政府でも小さな政府でももちろんない、四つの「公」、すなわち公共性の復権にあります。なおこれと並行して、「共闘」や「連合」には一時的な「連携」から恒常的な「連合」があり、政権をめざすなら「提携」から「閣外協力」、さらに「連立政権」から「政党合同」まで様々なレベルがあって、西欧諸国では種々の実践が普通に行われていること、日本のリベラル勢力としては始まったばかりの大いなる挑戦であることを、積極的に発信していくことが肝要だと思います。(11.27 WYさん/埼玉)
〇派遣社員です。今回の選挙結果に絶望していますが、得票数の差異がわずかで決まった選挙区もあったということで、是非この共闘を続けてもらいたいです。もっと政権が変わればどうなるかを広い世代にアピールして欲しいです。このままでは私は生きていけません。今の社会を変えて欲しいです。(11.27 UCさん/岩手)
〇野党統一候補が決まってから活動をスタートさせたのでは、何もできなかったに等しい。
地域の課題を取り上げ、政治の力で解決する話し合いの場を設けて、日常的に活動していなければ選挙で相手にされない。今回の野党共闘の成果として、共産党と立憲民主党の支持者が選挙協力で顔見知りの関係になれた。今後は、市の市民連合が結節点となって、保守勢力も含めたコミュニティを作っていきたい。過去の県内自治体選挙で選挙区の市民連合運営委員会に対立が残り、十分な活動ができなかった。今後もこのような状態が選挙区市民連合の運営委員会に続くのであれば、自治体選挙での協力の在り方、選挙区市民連合との関係を考え直していきたい。(11.27 AYさん/千葉)
〇この衆議院選挙で野党が大負けしたからと、共闘はダメだとか言う乱暴な結論は手抜き以外の何者でもない。共闘がうまくいったところと、うまくいかなかったところを丁寧に分析して、明日に繋げなければならない。(11.28 HYさん/北海道)
〇連合の会長の意見はやはり無視できないのでしょうか?共産党との野党共闘が無ければ選挙で勝利する事は出来ません。今回の選挙でも接戦に持ち込めた選挙区も多いです。是非野党共闘続けましょう!!(11.28 UAさん/長崎)
〇1.活動拡大容易化目的で寄付を募りネットあるいは近所に「市民連合+野党共闘」の動きを伝えるバナーを作成して頂きたい。2.メールマガジンを発信し市民連合の動きや反市民連合の動きを伝えて頂きたい。3.その上で、市民が、活動に、遠隔で参加出来るよう、意見公募フォームを作って頂きたい。(11.28 HHさん/長野)
〇(1)中長期的な野党共闘市民連合が仲介に入り、短期的な共闘では無くて、自公政権に対し長期的な視点、戦略をもとに野党間の連携を行う(2)連合と共産党の融和。市民連合が仲介に入り、共産党と連合との話し合いを行い、融和を目指す。(3)早期の統一候補の確定と運動。来年には参議院議員選挙があるのだから、いち早く統一候補を確立して、活動を行う。(4)地方での代表選挙。
政党間での野党統一候補を決めるのではなくて、市民連合が仕切り野党統一候補の代表選挙を 行う。(5)野党統一候補の露出。野党統一候補としての承認ロゴを作る。(11.29 SKさん/宮城)
〇連合・共産党との関係で苦労する立憲民主党の姿は、有権者には優柔不断に映り支持を遠のかせたのは事実だと思います。そしてそうした状況を作った一端には市民連合の野党共闘のやり方にもあったと思います。そもそも新安保法制成立に発する野党共闘は、市民と野党の共闘であったと理解していますが、それが野党間の共闘に重きが置かれ、政権交代まで言及されるようになりました。こうした方向付けは正しかったのでしょうか。立憲民主党が苦悩する状況を作りだした素は市民連合にもあったことを認識し、市民連合そのものも連合と向き合ってほしいです。市民連合と連合との話し合いの場を作り、解決に努めてください。立憲民主党と連合の仲立ちも、市民連合の役目と考えます。(11.29 MMさん/千葉)
〇共産党、立憲、市民連合他共通して言えるのですが、(現実として)私達の目に届く形態がいつも同じ。数人の同じ顔、声、主張。一貫していることは大事ですが、年月の経つほどに、マンネリ化と年齢高目の自分とは関わりのない一部の人達の閉鎖された集まりなのではないかと、距離を感じてしまった人が多いのではと思います。市民の集まりなら、現行の活動プラスもっと気楽に身近な問題を提起したり普通の若い人達がもやっとすることを発信出来たり〈身近な市民連合〉として自分も何か協力出来るのではないかと思わせてくれる、気軽で多様性のある場面がもっと一般に伝わって来ると良かったなと、(市民連合の皆様にはリスペクトしかありませんが)凄く勝手に思っています。すみません。でも、本当に、若い人の見えない組織はどんな組織でも未来はないと思いますので、工夫をして頂けたらと思います。(11.29 TYさん)
〇自民党と公明党も共闘そのものです。野党共闘を推進しなくてはなりません。ただ、今の共闘の行動のあり方に工夫が必要です。全国でのとりくみの教訓をみんなで共有して、さらに強固なものにしましょう!(11.29 SYさん/鹿児島)
〇今回の総選挙での政策合意に至るまでのご尽力に、心から敬意を表します。市民と野党が力を合わせての共闘は始まったばかりです。1回やってみてうまくいかなかったからといって白旗上げてしまえば、それは権力を握っている者たちの思う壺。白旗ではなく、熱く燃える意気を示す赤旗をこそ高く掲げるときです。この政策でこの国はこう変わる。この政策で私たちの暮らしはこう変わる。魅力的な政策を論文調ではなく、シンプルに。今回の選挙では、共闘隠しや弁解が目立ったように思います。正々堂々と、合意した政党や団体が揃い踏みして呼びかける、目に見える形にしてほしいですね。さまざまな困難が待ち受けていると思いますが、粘り強くとりくみをすすめるようお願いします。(11.29 HTさん/栃木)
〇共通政策の策定のみならず,市民連合が候補者調整の場を用意するなど,選挙区調整・実際の野党共闘にもっと関与してはどうだろう.市民連合抜きで立憲と共産だけがマスコミに取り上げられると,両党の候補者調整における「利害」の衝突とか,あるいは自衛隊・日米安保・象徴天皇制などでの主張の違いへの言及が直接2党に突きつけられ,野党共闘のイメージにマイナス要因になったと思うし,具体的な調整も,第3者が表に出ていると客観性・公平性も外から見える.また,市民連合の組織をもう少しきちっとしてはどうだろう.そして,普通の市民が市民連合の行動にもっと参加できるようになれば良いと思う.あとは今回の総選挙に関する市民連合としてのもっとしっかりした総括をお聞かせ頂ければありがたい。(11.29 MZさん/北海道)