「賛同署名と意見募集」のご報告/№6(2021年12月6日)
ご賛同は前号でご紹介しました2,052件(11月17日~11月30日まで)から今日まで、2,322件のご賛同を頂いています。さらに、2021衆院選をどう振り返るのか、市民連合はどうしていくべきなのか、1,363件の貴重な「ご意見」を頂いています。ありがとうございます。全部のご紹介は残念ながら無理ですので、随時いくつかご紹介させて頂きます。(12.6/市民連合事務局)
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〇市民連合とはなにか、有権者にわかる言葉を考えたらどうかな。共闘のあるべき姿を明確にすること、各政党で事情があるわけだから今から運動を始める必要があるのでは、なんでも話せる関係をつくるのが大切。(11.22 OYさん/愛知)
〇ただ共闘するだけではなく、女性の代表選の立候補や参議院選挙のクオーター制など、はっきりと女性議員を半分を目指すようにしてください。でなければ、自民党に先を越されてしまいます。危機感を持ってやっていかなくてはなりません。今回の立民の代表選でも見ていると中年以上の男性が椅子にしがみついているように見えます。そんなに女性とやっていくことが困難なのでしょうか?それに合わせて、市民連合の場も中心で表に出ることが多いポジションに女性の方を置いてください。また、脱原発や地球温暖化問題もたくさんの中の一つの問題ではなく、中心的課題として表面化させてください。日本は2011年に脱原発、自然エネルギーに舵を切るべき責任ある国でした。そうできなかったことへの反省を込めて、子どもたちの未来のために政治を行ってもらえるよう強く訴えて下さい。(11.23 NYさん/東京)
〇「野党共闘」という言葉は力強くてよいのですが、攻撃的な印象を抱いて嫌がる有権者もいるように思われます。ですので、「野党共闘」を、より広く多くの有権者にとって共感を得やすい別の言葉に変えられないかなあと思いました。すぐに案が思いつかずすみません。今後ともよろしくお願いいたします。(11.23 SHさん/東京)
〇歴史的初めての「共闘」選挙で、政策協定、政権構想、候補者調整があわただしく行われたことにより各党とも色々な不満があったのだと思います。ただ党内の様々な意見を調整した立憲民主党が、「政策協定、政権構想」に合意したことは良かったと思います。色々な、ここに至るまでの過程については置いとくとして、これからの国政選挙、来年の参院選の準備は、早く各種の協定と1人区での候補者調整をやって其々の基礎組織がそれらを学び、国民に訴えることができるように「直前合意は無し」ですすめてもらいたい。職場、地域での進め方は、これから6柱20項目は、参院選の共通政策の基礎になるのでしょうから、学習を進めながら支持拡大のやり方など一致点を勝ち取っていきたいと思います。一つだけ各党に要請したい事は、「比例は○○党」「一人区は統一候補者名」で徹底して「共闘」を深化させてもらいたいと思いますが如何なものでしょうか。(11.23 MKさん/宮城)
〇参院選挙が正念場です!(11.23 USさん/沖縄)
〇市民連合の実情を知らずの意見ですが。政党間の取り持ちとは別に①県単位での組織としそのもとに 個人加盟・団体加盟の会員運動体とならないか。②提言の内容を知らせる解りやすい資料を専門家皆さんの力を借り作成し、広める活動を継続するような運動体とならないか。
格差や差別が格差や差別をますます広げている実態を歴史的とか、国別比較とか、矛盾点とかを日ごろから周りに伝えて今をこんな風に変えることに尽力してくれる政党だよ、と選挙時に広められるように(11.23 KKさん/愛知)
〇市民連合が提案した内容は右左関係なく社会が必要とする政策でした。変える必要はないと思います。ただ再度調印が必要なら選挙直前にならないようにお願いします。(11.23 TMさん/東京)
〇・憲法に基づく政治と法律を行う(集団的自衛権の撤回、公文書改ざん隠ぺいの解決、公平な不正摘発、ジェンダー平等・・・)・格差と貧困とたたかう(教育、経済、福祉)・人と国土と地球を守る(コロナ対策などの医療、気候危機対策の原発ゼロと再生エネルギー転化、農林水産業振興補助、食の安全保障、グリーンニューディール等)。これらの大まかな3テーマを立憲野党と市民間で共有して、野党共闘の組み直しに取り掛かりたい。(11.23 OMさん/和歌山)
〇野党共闘が失敗したかのイメージをつくられています。共闘による成果をしっかりと示すことが必要です。そのための選挙結果の分析などはしっかりと行うべきです。野党が共闘しなければさらに酷い結果になったでしょう。そのような分析結果をしめすことも有効かもしれません。野党は反対ばかりというイメージもつくられていますが、これについても立憲などは8割の法案に賛成、コロナ対策についても提案していることを強調すべきです。そもそも反対しない野党に存在意義はなく、大政翼賛体制とならないことの重要性、さらに与党の暴政もしくは無策を強調すべきでしょう。(11.23 HYさん/神奈川)
〇今回の選挙は、野党共闘3点セット(共通政策、政権合意、選挙協力)で闘えた初めての取り組みでした。ようやくここまできたかという感慨とともに、投票日まで時間的に制約が大きく、せっかくの3点セットを生かしきれなかったのが残念です。次の参院選まで約8ヵ月ほどですが、やはり候補者は投票日の半年前くらいには主要選挙区だけでもある程度確定させないと有権者に浸透させられないとおもいます。(11.23 YKさん/大阪)
〇市民と野党の共闘の魅力を、もっと多くの人に分かりやすく伝える必要があると思います。「市民連合」ってなんだろうと調べる人も多いと思います。「安保法制」について知識がない人も分かるように、「市民連合とは」のHPの部分で安保法制の問題点も説明した方がよいと思います。それから、市民連合に加わって協力したい、活動したいと思う人がどうしたらつながれるのかHPに説明があるといいです。呼びかけ団体だけでなくて、個人の誰でも市民連合の一員になれたら、それこそ市民連合だし、本当に力を持っていけると思います。
私は衆院選で、友達や知り合いに共通政策をLINEで送って、野党統一候補が全国で出ることを伝えました。野党4党の共通政策は、与党にはできないとても魅力的なものだと思ったからです。その時に思ったのは、野党と与党の政策の違いを見比べて見られるような、SNSで拡散しやすい資料がほしかったです。市民連合のHPからダウンロードできる資料はいつも分かりやすく、利用しています。特に選挙ガイドブックがいいです。前々回の各政党の立ち位置の説明など、政治のことがほとんど分かっていない人にはすごくいい資料だったと思っています。市民が誰でもできる選挙活動の説明も、とても参考になりました。
政治のことに関心を持てない、期待していない、生活でいっぱいで考える余裕がない、今はそんな人が多いと思います。私は30代ですが、周りで政治の話をしてくる友達はほとんどいません。関心がなければニュースや討論も見ないし、今は見てもテレビやネットのニュースは偏っているし、正しい情報を得る機会が少なくて考える視点も持てないと思います。市民と野党の共闘に賛同する人が、自分の友達や知り合いにSNSで正しい情報を発信して、共感してもらえたらその人からもまた友達に発信してもらう…そんな方法で広く伝えていけたらいいのにと思っています。野党共闘を壊そうとする動きにもキッパリと意見を表明して、正しい情報を拡散していく必要があると思います。私は今、憲法改正、気候危機に特に危機感を持っています。正しい情報を伝えて、多くの人と一緒に考えて、大きな世論を作っていく必要があると思っています。(11.23 AKさん)
〇福島県の会津地方で、労働運動や市民運動に携わっています。今回の選挙では、福島県内で5つの選挙区に統一候補をたてて、自民党候補に3選挙区で勝つことができ、小選挙区制においては、野党共闘なしに政治の変化を起こせないと強く感じております。しかし、一方で今回の4野党の共通政策の合意や、立憲民主と共産党の政権協力について、統一候補者自身の受け止め方に選挙区ごとの差が大きかったことや、一般有権者への説明不足など様々な課題を感じたことも事実です。
さて、標題の「市民連合の野党共闘への取り組みを建て直す」という言葉の意味についてですが、今まで、および今回の衆議院選挙での野党共闘取り組みのどこに問題があったと認識(個人としてではなく市民連合全体として総括)されているのかが、不勉強なので把握しておりません。したがって、私がこれから述べることは、的が外れていることになる可能性大です。
(1)「市民連合」という「市民」が、やはり一定の政治的な知識や教養を身につけた人々が対象になっており、その人たちにしか通じない言語で運動しているところがあります。私は、改憲反対の署名運動をしておりますが、「9条」が何を指す言葉なのかさえ、よくわからない人に出会います。「専守防衛」や、対比される「敵基地攻撃能力」も、わかったつもりでは使えません。それが「庶民」の実態です。ですから、野党と市民連合の連携、全国の市民運動のレベルでの言語と、運動を国民に伝えていくときの言語を根本的に変えていく必要があると思います。仲間内の言葉で、私たちは正しい運動をしていると思っても、それと庶民の感覚とのずれを生んでしまう原因の一つがこのあたりにあるのではないでしょうか。自民党の政治に不満を持っている、「モリ・カケ・サクラの安倍や菅は許せない」と思っている人たちは、一方で素直に「中国は怖い」「どうやって中国に対応するのだ」と言います。このような人たちに、「安全保障法制の違憲部分の廃止」という言葉では圧倒的に説明は不適当です。わかる人たちにだけ、賛同を呼びかけていることになります。政治的言語の正確さは無論必要であり、政党間の違いを明確にするためにもそこは厳密にしなければならないのですが、多くの人に理解してもらう別の表現はないかを問い返していくことが求められていると思います。
(2)私は、今回立憲民主党や共産党の比例票が伸びなかった原因の一つは、「政権選択選挙」「政権交代」を強調しすぎた点にあると思います。そこが、反共攻撃の狙い目にされました。現政府に対抗するには、具体的な政策内容やそれを実行していく政治的な実力を備えた人物がきちんと野党にもいるということがわかるような政治活動を野党に求めます。9月の共通政策合意からの動きは、(自民党の策略で)野党側にはあまりに急で時間不足であったと思います。全国市民連合は政治団体として、①小選挙区制制度としての問題点を明らかにし、制度を改めるよう求めること、②しかし、現行制度がある以上は野党共闘でたたかう方法しかないことを訴える、③小選挙区全国補者を出していないと、選挙活動が大幅に制限されることの改善を求める 運動をするべきではないでしょうか。
*③については、野党統一に対して自民党宣伝カーで県議がなどでたらめな反共演説をして攻撃しても、立民の統一候補者はそれに反論せず、共産党側は宣伝カーを出せないので、有効な反論をすることができなかった事実がたくさんあります。
全国各地の運動をつなげる市民連合がなくては、政治の改革はだめだと言うことははっきりしています。政党に任せきりにはできないのが実情です。政党のもつ長期の目標と、目の前の民主主義回復、憲法に基づく政治の実現のために今一致して取り組むことの、区別をしっかりと国民に提示できるようにして、野党共闘が発展するために奮闘しましょう。(11.24 STさん/福島)
〇・野党は批判ばかり・与党批判はするのに身内の処分が甘い・具体的な政策がない・共産党は公安に目をつけられている・文通費日割りで自民党と結託した・野党合同ヒアリング怖い・ていうか野党怖い。この辺が野党に向けられている批判の主なものかなと思いますが、ほとんどがイメージ先行であり、しかしだからこそ理屈や反証でも覆し難いと感じます。信じたいものを信じる、信じるところから始まってしまっている。マスコミもその思い込みの強化に加担している。あと、衆院選後若い人の意見で「マイノリティになりたくないから自民に投票した」というのを聞きました。「少数派は損」「負け組」の思い込みが強くあるように思いました。
与党には毅然と批判し、国民には「こういう国であれば楽に生きられる」という優しい提示が欲しいと思います。私は40代のロスジェネで、国に優しくしてもらったという記憶が全くと言っていいほどないのです。親がバブル崩壊を経験し私は奨学金で大学に行き就職で苦労し、そしてこの先も年金が減らされ税金や保険料は上がり、国から経済的DVを受けることが決まっています。日本はそういう人だらけです。国が救わなくて誰が救うの?
それから、若い人には民主主義の教育が必要です。民主主義は少数意見を切り捨てるものではなく、むしろ掬い上げるものであると教えてあげてほしい。「市民連合の野党共闘への取り組みを建て直すための意見」ということで、お聞きになりたかった意見とは違うかもしれませんが、思うところをお伝えしたく長文になり、失礼致しました。野党共闘を応援しています。頑張ってください。)11.24 SSさん/北海道)
〇市民連合と野党党首の集合写真、合意した共通政策の内容を、新聞で見て、感動しました。今度こそ、暮らしが変わるのでは、子どもたちの将来への大きな不安がなくなるのではと期待しました。
私も、微力ながら初めて、周りの知り合いに投票を呼びかけたりすることができました。
自分の勉強不足で、○○党にお願いしますと話すのは難しいけれど、野党共闘できていた分、色んな人に話せたと思います。原発の問題、憲法の問題、それからアベノマスクや突然の一斉休校はおかしいよねと言うのは、小学生にも解るので、子どもたちも応援してくれました。
このまま自公政権では、教育のための予算は削られ、戦後最大の軍事予算なんて…未来が暗いです。小選挙区で野党が勝つには共闘しかないと思います。私も共通政策の素晴らしさを広めるために微力でも力を尽くします。野党も企業や団体の顔色を伺っていたら、若い人には、自民党と変わらないと思われるのではないでしょうか。名もなき市民の方を見て、堂々と共通政策を語って欲しい。全国で野党議員が肩を並べて応援し合う所が見たい。野党共闘で政権交代が切実な希望です。(11.25 TYさん/静岡)