国民民主党の野党協力路線に関する見解
11月6日に行われた、国民民主党と市民連合との意見交換会では、以下の内容について合意をしました。意見交換自体については、「国民民主党との意見交換について」もご参照ください。
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国民民主党の野党協力路線に関する見解
国民民主党が結党されて以来、同党の政策、路線を注視してきましたが、9月の代表選挙を経て、玉木雄一郎代表が来年の参議院選挙に向けて野党協力への積極的な姿勢を明らかにしていることは高く評価したいと考えます。また、玉木代表が安倍首相の進める9条改憲に対して明確に反対していることについても、心より賛意を表したいと考えます。
市民連合は、昨年9月の衆議院解散の直前に、当時の民進党、共産党、自由党、社会民主党と野党協力に当たって目指すべき政策について協議を重ねていました。その後、民進党候補者の希望の党からの出馬、立憲民主党の結成という混乱の中で、昨年10月7日に改めて、立憲民主党、共産党、社会民主党に9月までの検討を土台とした政策要望を出し、各党はこれを了解しました。この要望書は、これからも野党協力の中で共有すべき政策の柱になると考えています。
国民民主党の所属議員には民進党出身者が多く、市民連合と当時の民進党が共有しようとしていた政策についても共有して頂けると考え、同党と協議を行いました。同党もこの要望書の基本的方向性に賛成していただき、今日的問題を加えてこれを更新することで合意しました。
以後、市民連合は国民民主党とも野党協力の協議を進め、来年の参議院選挙において、憲法改悪勢力の3分の2の打破、立憲主義の擁護、国民本位の経済社会政策への転換という課題を実現するために、幅広い野党協力を追求していきたいと考えます。
2018年11月6日
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合