12月23日(月)19時30分から、市民連合の拡大運営委員会をリモートで行いました。
開会にあたって、佐々木寛さんから「今年は選挙イヤーということで、総選挙はもちろん各自治体でも選挙があった。世界を見渡してもどんどんと不確実性が高まって、草の根のファシズムが強まっており、国家が機能不全に陥っている。来年は7月に参院選もあり、この選挙で過半数が取れれば政権交代の可能性が出てくる。市民連合としてもこの大きな流れの中でどういう役割を果たすべきか、皆さんと議論したい」との挨拶がありました。
次に事務局から、報告がありました。まず、韓国における戒厳令とそれに対する市民運動をはじめとする国際政治の変化、石破政権の危機・流動化、臨時国会の動き、沖縄での県民大会などの国内情勢の報告がなされました。また、次期参議院選挙に向けた各党の動きについても報告があり、その後、今後の市民連合の取り組みについて協議事項が提起されました。
その後、全国各地の市民団体から各地の選挙後の運動の展開や政治状況、地域での各党の様子の報告や今後の活動に関する問題提起などが行われるとともに、様々な論点についての意見交換が行われました。
最後に、長尾詩子さんから「皆さん本当に地域で知恵を絞って頑張っていて、本当にここから立て直していかないといけないと励まされた。戦争する国づくりへの反対がなかなか争点にならないという話があったが、私も本当に危惧している。来年の選挙に向けて頑張りたい」とのまとめ、広渡清吾さんからまた「今年は被団協がノーベル平和賞をとり来年は戦後80年であることをふまえ、日本の核兵器禁止条約の批准を強く促すことがいま重要になってきている。また、要求をもとにして、それを実現するために政党間の協力を求める立場であることを再認識することが必要である」とのまとめがあり、終了しました。