日本共産党に要請書を手渡しました(2024.10.7)
「市民の生活を守り、将来世代に繋げる政治への転換を」
10月7日、午後6時30分から参議院議員会館において、市民連合は日本共産党に政策合意の要請を行いました。共産党からは田村智子中央委員会幹部会委員長、小池晃中央委員会書記局長、宮本徹衆議院議員、市民連合からは佐々木寛(運営委員・市民連合にいがた共同代表、)高田健(運営委員)、小田川義和(運営委員)、西山千恵子(フェミブリッジ事務局)、鈴木国夫(つなぐ会@東京)、松井奈穂(つなぐ会@東京)、岡本達思(つなぐ会@東京)、山下千尋(つなぐ会@東京)、瀧さおり(つなぐ会@東京)、福山真劫(運営委員・事務局)、菊地敬嗣(運営委員・事務局)が参加しました。
要請書を手渡した後、最初に佐々木運営委員が「様々な困難がある中で、野党共闘を進めてきたことに感謝します。この政策合意は昨年12月7日のものに、裏金金権政治を追求することを追加したものです。またジェンダーバイアスは戦争の源であり、フェミブリッジはそこを変えようと活発に活動しており、立憲野党の共闘はそのために不可欠です」と述べました。続いて高田運営委員と小田川運営委員がそれぞれ、「いま自公政権の危機が深刻であり、改憲にノーを突きつける絶好の機会です。ここで市民と野党の共闘が役割を果たせないといけない」、「すべてではなく、一致できることを一緒にやってきたので、これからもそうして進んでいきたい」と発言しました。東京からの参加者から次々に「東京13区では地域で合意をし、候補者を1本化した。こうした動きを進めていきたい」、「共産党の考えは筋が通っている。それを進めるためにも、板橋で下村を倒すために野党統一を実現しよう」、「中野では区長選でも野党統一で勝ってきた。1本化すれば勝てたのに、ということがないよう、あきらめず、野党統一を求めたい」「いま市民と野党で繋いでいる手を離さないで、希望を失わないで選挙に取り組みたい」という意見が表明されました。フェミブリッジ事務局の西山さんは「女だったら繋がれる、ジェンダー平等から、市民と野党の共闘を進めよう」と提起しました。
それに対し、田村委員長は「要請書の内容はすべて実現しようと党として全力で取り組んできたものです。自公政権が危機にあり、維新も凋落している中、憲法を守り、軍拡を阻止する絶好の機会です。要請書前文にある安保法制への立場は、共闘の原点であり、さらに共闘を発展させていきたい。そのために共産党の議席増は必要です。また地域での共闘を進める対応には努力したいと思います」と意見表明しました。
小池書記局長は「前文に入っている安保法制への見解は、様々な議論をして作り上げてきたもので、共闘の生命線であり、それが揺らいではならないと思います。選挙への立候補することは、政党として当然であるが、共闘のために抑えてきました。繋いできた手を離す気はありません。地域ごとの野党共闘は、そこでの状況に合わせて進めていきたいと思います」と述べました。
宮本議員は「国会での活動などを通して、立憲野党間で様々考えた方の違いがあることもわかっています。その上で共闘を発展させ、地域でも自主支援など進めていきたいと思います」と発言しました。
最後に佐々木運営委員が、「今日の要請で、党として意見もいろいろお聞きすることが出来ました。説得力を感じました。一緒にやれれば自公を落とせるところは、ぜひ調整・一本化をお願いしたい。この闘いは歴史が記憶すると思います。頑張りましょう」とまとめの発言を行い、終了しました。
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