市民連合の拡大運営委員会を開催しました
(2024.08.20)
8月20日(火)19時から、市民連合の拡大運営委員会をリモートで行いました。
開会にあたって中野晃一さんから「岸田首相の退任をうけて、いつものようにメディアが総出で自民党総選挙を盛り上げるようなことをしている。同時期に行われる立憲民主党の代表選挙では、それぞれの政党の変化を注視しつつ、市民社会の方から平和や民主主義のために動いていかなければならない。政党に任せておけばいいとはならないので、市民の側から叱咤激励していくことが必要だ」と挨拶がありました。
次に事務局から、情勢の報告がありました。報告では、まずアメリカ大統領選や各地で続く戦争・ジェノサイドとそれに対する国際社会の反応が述べられました。次に、岸田首相の退任をはじめとする国内情勢が報告されました。そこでは、「市民が、岸田自公政権は事態対処能力を失っていること、日本が米国の軍事戦略にさらに組み込まれていくこと、国民生活の破壊、分断がさらに進むこと、権力の腐敗・私物化がさらに進むことを見抜き、そうした路線に対する市民、市民団体、立憲野党等の闘いの結果として岸田退任がある」とされ、今後、女性や若者などをはじめより幅広い市民と連携しながら取り組みを進めていくことが述べられました。
その後、フェミブリッジ事務局から報告がありました。また、東京、神奈川、福岡、長野などの市民団体から各地の政治状況についての報告や全国的な政治問題に関する意見交流がありました。
最後に、広渡清吾さんから「市民連合は日本政治史の中で初めて政権交代を掲げた市民運動。自分たちの要求をもとに政党政治を動かしていく必要がある。市民連合がいま直面しているのは、政権交代を目指す市民運動をいかに大きくするかということだ。全国で活動する市民運動が横につながる場を設けるなど、多くの市民に市民連合の存在を知ってもらい、社会の中でプレゼンスを高めるために頑張ろう」とのまとめがあり、終了しました。