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7月20日(土)14時から
市民連合の全国意見交換会を開催しました

7月20日(土)14時から、市民連合の全国意見交換会をリモートで行いました。

開会にあたって佐々木寛さんから「ファシズムという言葉がだんだんと適用可能な状況になっているのではないかと思っている。私たちの市民社会が試されるようになっている。選挙期間中にだけ頑張るというだけではなく、普段からの積み上げが大事。皆さんとたくさんの話をしながら市民政治を立て直す相談会に」と挨拶がありました。

次に事務局から、世界各地での選挙戦と右翼ポピュリズムの台頭といった国際情勢に対し世界の平和勢力との連携が必要であること、岸田自公政権による強行に対する野党と市民運動の連携の必要であること、沖縄の米兵による性的暴行事件とその後の対応の不備を受けてさらに沖縄との連帯を強めること、衆議院選挙に向けた市民運動と野党の体制構築を進めることなどが提起されました。さらに、今後も引き続き総がかり行動や幅広い市民と連携をしながら市民連合の活動を進めていくことが改めて述べられました。

また、東京都知事選挙に関して事務局から、「市民連合は、小池都知事候補に対抗して、野党と市民が連帯して闘える体制を作るため、候補者選定呼びかけ人、選考委員会に名前を連ね、東京の市民団体と連携して、候補者擁立、政策づくり、都知事選挙支援等に取り組んだ。また選定委員会に結集した野党、諸団体は、勝利めざして、大奮闘した。立候補を決意して奮闘した蓮舫さんに心から感謝を申し上げるとともに、連帯して闘った皆様に、敬意を申し上げたい。しかし結果は、それぞれの政党、団体にとって、想定外の結果となったのも事実であり、こうした事態の総括を十分に行い、この経験を生かして、次の都知事選挙、総選挙に向けて出発しなければならない。」と述べられました。

その後、東京を中心に各市民団体から都知事選に関する報告と意見がありました。また、埼玉、岐阜、宮城、神奈川、長野、愛知、徳島、福岡などから各地の政治状況、市民運動の状況の報告と意見がありました。

最後に、長尾詩子さんから「一人街宣に関しては多くの方がすごく希望をもらっています。街頭に一人でプラカードを持って立つことは勇気がいることだが、頑張って初めてやってみましたという人から、プラカードを持って街宣に立ったこともない人が次々と現れたことを共有したい。」「無党派や若者にまず寄り添うことが大事である。生活が厳しいが故に自分の意見が形成されていなかったり運動の経験が少ないことに関して「わかってないだろう」というような上から目線や長々と自分だけが話すのではなく、まず話を聞くこと。みんなの話し合いで決まったことは大事にするというような基本的なことを大事にしよう。そして、自分の言葉で話をするということを大事にしよう。秋には総選挙があると言われている。皆さんと一緒に頑張りたい」とのまとめがあり、終了しました。

参加者はzoomで20名、YouTube視聴で延べ100名でした。