7月11日19時から、
市民連合の拡大運営委員会(リモート)を開催しました
開会にあたって、佐々木寛さんから「東京都知事選挙の取り組み、みなさんそれぞれの立場で大変ご苦労されたことと思う。成果として言えば、小池都知事の票数が前回より減ったことや、参議院選挙の票数に比べれば蓮舫さんも票を伸ばしたということはある。また一人街宣のような新しいやり方が広がったことも成果だが、やはり蓮舫さんが3位になるということは予想していなかった。私の知人の若い人から、『今回は石丸ですよね』と言われて、何かがおこっていると感じた。石丸現象を総括すればネオリベの勝利、ということなのだと思う。政治屋を一掃するとか、そのようなネオリベ的な感性を持ったアピールが有権者の心を掴んでしまう実態を深刻に受け止めなければならない。やはり選挙の時だけノリでやるのは無理で、地道にやっていかなければならない。これからどう巻き返していくのか、みなさんといっしょに考えていきたい。」と挨拶があり、続いて事務局から、イギリスやフランスの総選挙結果、東京都知事選挙の結果と総括、次期衆院選に向けた立憲野党の候補者擁立状況などについて報告され、また協議事項として、市民連合の組織強化、解散総選挙に向けた取り組みについて提起がされました。
討議は、東京都知事選挙の総括や、各地の野党共闘の進め方をめぐる課題などを中心に、運営委員11名の方から発言があり、議論が行われました。
最後に広渡清吾さんから「市民連合は今の小選挙区制度のもとで、国政において自民党政治を倒すためには野党の共闘を進めることが必要だということで結成された。過去には都知事選挙など自治体の選挙では、革新自治体時代の社共共闘の実績もあったし、野党共闘は自治体選挙の方が先行してきた歴史がある。今回の都知事選挙については、選挙のやり方そのものについての総括と、有権者の投票行動を規定しているものは何かという点について、みんなできちんと考えていくことが必要だ。引き続き議論していこう。」とのまとめがあり、会議を終了しました。