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5月22日19時から、
市民連合の拡大運営委員会(リモート)を開催しました

開会にあたって、中野晃一さんから「政治情勢は解散総選挙や国会審議の状況など、難しく、わかりづらい状況になっている。4月28日の補欠選挙で、立憲民主党の候補が勝利したにもかかわらず、市民連合が進めている方向に政治が進んでいるという状況ではない。特に国会における審議では、かなり問題のある法案が次々と拙速な形で成立しており、立憲野党の足並みも乱れているのが現状だ。これまでの日本の政治の歴史を振り返ると、保守の危機を改革保守が救うということが繰り返されてきている。我々は自民党だけでなく、改革を標榜する保守勢力とも対峙していかなければならない。その上で我々としても、立憲野党に言うべきことは言っていかなければならないのではないか。」と挨拶があり、続いて事務局から、国政補欠選挙の結果や、問題の多い法案が次々と成立している国会審議の状況、世論調査の動向や次期衆院選に向けた立憲野党の候補者擁立状況などについて報告され、また協議事項として、市民連合の組織強化、東京都知事選挙や解散総選挙に向けた野党共闘の強化について提起がされました。

討議は、各地での野党共闘の進め方をめぐる課題、フェミブリッジの取り組み報告、国政報告会の取り組み報告など、運営委員8名の方から発言があり、議論が行われました。

最後に広渡清吾さんから「市民連合の運動は市民による政権交代運動だが、各地からの話を聞いていると、なかなか一筋縄ではいっていないことがわかる。引き続き市民連合の各地の運動の力で、野党共闘を進めていかなければならない。その際には、改めて、市民連合が何をめざしているのかが問われることになるのではないか。我々としても改めてそのような議論をしていくことも必要だ。国会の状況を見ていると、立憲民主党の安全保障政策は必ずしも自民党と対抗するものにはなっていないようだ。岸田政権の進めていることは安倍政権よりも一層危険な政策であり、この点について、我々としても意見を言っていく必要があるのではないか。」とのまとめがあり、会議を終了しました。