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4月18日19時から、
市民連合の拡大運営委員会(リモート)を開催しました

開会にあたって、佐々木寛さんから「オッペンハイマーという映画がある。その中ではアメリカの1950年代の赤狩りのことが描かれているが、日本でもいま同じような状況が進行しているのではないか。経済安保法案や、セキュリティークリアランス法案など、日本社会の軍事化が進んでいる。今行われている三つの国政補欠選挙は一つの正念場であり、ここで自民党が連敗すれば、7月にも解散総選挙が行われる可能性もある。次の衆議院議員選挙は今後の日本の政治の方向性を決める重要な選挙となる。世論調査で政権交代を望む声が多くなっている現状を踏まえれば、政権交代も視野に入れた取り組みが必要になる。引き続きみなさんと情報交換を行いながら運動を進めていこう。」と挨拶がありました。次に事務局から、予算成立後の国会情勢や裏金問題、国政補欠選挙の状況や次期衆院選に向けた立憲野党の候補者擁立状況などについて報告され、また協議事項として、衆議院選挙に向けた市民連合の組織強化、立憲野党との連携強化、解散総選挙、東京都知事選挙に向けた取り組みなどについて提起がされました。

また、3月に始まった「フェミブリッジアクション」第三弾がこれまでに全国27か所で行われ、のべ1500人が参加したことが報告されました。

討議は、東京15区など補選の取り組みや都知事選挙に向けた取り組み、野党共闘の進め方をめぐる報告と課題、市民連合の組織強化に関わる課題、立憲野党の国政報告会の取り組みなど、運営委員10名の方から発言があり、議論が行われました。

最後に広渡清吾さんから「岸田政権がどのような政権なのか認識することが必要だ。アメリカに行った岸田首相のはしゃぎようは酷いものだった。アメリカと自民党の関係がはっきりしたし、今の自民党の壊滅的な状況のなかで、自民党はさらにアメリカに頼らざるを得ない構造だ。しかし、アメリカの訪米で岸田政権の支持率が上がったりすることはどういうことなのか。我々の運動の中でも考えていかなければいけない。」とのまとめがあり、会議を終了しました。