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3月16日14時から、
市民連合の全国意見交換会(リモート)が開催されました

開会にあたって、長尾詩子さんから「能登はいまだに大変な状況だ。もう2ヶ月以上たつのにここまで被災地が放置されるのかということに驚きを感じるとともに、大変心配している。その一方で自民党の裏金問題の対応は本当にひどい。出席しないとか、公開では困るだとか、なぜそういう話が出てくるのか。状況を知れば知るほど、自民党の政治をこのまま続けさせてはいけないと思う。国際的な情勢に目を転じると、バレスチナの問題などおさまる気配はなく、その中で武器輸出に関して次々国会で決まっていくことに、危機感を持っている。しかし、フェミブリッジの行動の広がりや、フリーパレスチナの皆さんの行動などを見ると若い人たちも含めて広がりを見せていることは希望だ。市民連合としても、このような新しい人達とどう繋がっていけるかが課題だ。いつ選挙があるのか分からないが、自民党政治の終わり、少なくとも終わりのスタートと言えるような選挙になるよう、みなさんと一緒に取り組んでいこう。」と挨拶がありました。

次に事務局から、パレスチナの人道危機などの国際情勢、裏金問題や岸田内閣の支持率の急落などの国内情勢、次期衆院選に向けた立憲野党の候補者擁立状況などについて報告され、また協議事項として、また、衆議院選挙に向けた市民連合の組織強化や、4月の国政補欠選挙や東京都知事選挙の取り組みなどについて提起がされました。

続いて、フェミブリッジ第三弾の取り組み報告として、3都府県5名の方から発言があり、また、各地の取り組み報告として、6都府県8名の方から発言がありました。各地の取り組み報告では、衆議院選挙に向けた野党共闘の取り組みや、武器輸出に反対する意見、自治体選挙の取り組みや、反格差・公平税制改革を求める運動の提案と取り組み、横浜ノーズドックへの米軍揚陸艇部隊配備反対の取り組み、この間の国政選挙の取り組みの総括などについて報告・提起がされました。

最後に広渡清吾さんから「3月14日に札幌高裁が同性婚を認めないことは違憲であるという判決を出した。同性婚の法制化はまさに自民党の安倍派が反対している政策だ。安倍派は今や時代の大きな阻害物となっている。フェミブリッジのほうで「金権・マッチョ・カルト政治に終止符を」といっているが、まさにそうだ。安倍政治的なものに反対する広範な国民世論が出来上がっている。政権が交代しうる状況にあるが、これをどうやって実際に解散総選挙になった時に、投票行動に結びつけていくのかが課題だ。今後も連携して、運動を進めていこう。」とのまとめがあり、会議を終了しました。

参加者はzoomで19名、YouTube視聴(会議開催時点)延べ30名で、49名の参加となりました。