ニュース

7月25日19時から、
市民連合の拡大運営委員会(リモート)を開催しました。

開会にあたって、広渡清吾さんから「日本維新の会の馬場代表は立憲民主党や日本共産党を否定し、自らについては第二自民党で良い、という発言をしている。岸田政権はどこに日本を導こうとしているのか見えない状況対応型の政権だ。岸田首相は本当にやりたいことはなく、首相になって、権限をふるいたいだけなのではないか。日本維新の会は、これにただ取って代わろうとしているだけなのだろう。私たち市民連合は政権交代をめざす市民運動として、今の政権の政策にかわるオルタナティブを提示しながら運動を進めていかねばならない。今日もぜひみなさんの活発な議論をお願いしたい。」と挨拶があり、続いて事務局から、この間の経過と、先の通常国会で残された課題、野党共闘に向けた状況などについて報告され、また、協議事項として、解散総選挙に向けた情勢分析、市民連合の組織強化について提起がされました。

また、菱山南帆子さんから、7月21日に行われた女性意見交換会(リモート)について「45人近く集まった。じっくり話ができていい機会になった。自民党や日本維新の会のマッチョな体質の問題だけでなく、私たちの運動の中の問題もだし合った。自民、維新ができないことをやるのが市民連合で、女性たちの運動をもっと進めるべきとの意見が多く出された。」との報告があり、今後も引き続き女性の意見交換会を持つこととあわせて、9月23日から31日を「フェミブリッジ(女性の架け橋)アクション期間」として全国に行動を呼びかけることが提起されました。

討議は、解散総選挙に向けた準備状況や、野党共闘のあり方をめぐる議論を中心に、運営委員のべ10名の方から発言があり、議論が行われました。

最後に長尾詩子さんから「皆さんの話を聞きながら、大田区の都議選の補欠選挙の話を思い出していた。私たちが推薦した候補は、政策の話をして、市民と対話をしようとして選挙戦を戦っていたが、対立候補は政策の話はなし、イメージだけで生活感もなかった。取材していたマスコミの方の記事を読むと、自民党的、維新的政治に対抗できるのは、女性に体現される生活や現場、対話なのだと書いていて、なるほどと思った。今日のフェミブリッジの提起についても、そのような意味があると思う。この取り組みも合わせて、みんなで、いつ解散総選挙があっても勝てるように、取り組みを進めていこう。」とのまとめがあり、会議を終了しました。