6月20日19時から、
市民連合の拡大運営委員会(リモート)を開催しました
開会にあたって、中野晃一さんから「明日、国会は会期末を迎える。残念ながら、多くのひどい法案が成立してしまう結果となった。立憲民主党は統一地方選のあたりまで、日本維新の会、国民民主党と共闘して国会対応を行ったが、結果として、それが日本維新の会の伸長を許す結果になったことは反省すべきだ。ただ、法案を止めるのは難しかったものの、入管法改悪などについて、多くの若い人たちが反対の声を上げたことは今後につながるものだったと思う。我々も、今後どのような形で連携していけるのか、考えていく必要がある。先週は解散総選挙をめぐって緊迫した場面もあったが、結果としては、自民党の支持率低下もあり、岸田総理は解散を決断できなかった。今後は不透明な状況だが、自民党内の権力闘争がどのように推移していくかなども含め、状況の推移を注目していく必要がある。そして市民連合としては、もう一度大きな広がりを持った運動を作り出し、野党の共闘を作り出していくことが必要だ。ぜひみなさんの引き続きのご尽力をお願いしたい。」と挨拶があり、続いて事務局から、この間の経過と、会期末を迎えた通常国会の状況、野党共闘をめぐる状況、戦争させない・平和確立のための取り組みや、脱原発のためのロードマップづくりの取り組み、解散総選挙に向けた市民連合の組織強化などについて提起がされました。また、長尾詩子さんから、女性拡大運営委員の意見交換会開催に向けた提起がされました。
討議は、解散総選挙に向けた準備状況や、野党共闘のあり方をめぐる議論を中心に、運営委員9名の方から発言があり、議論が行われました。また、町田ひろみさんから「オープンミーティングの作り方」についての説明がありました。
最後に広渡清吾さんから「市民連合を一般の市民にもっと印象強く説明できないかと思う。市民連合は市民による政権交代運動だ。政党の動きはどうなるかわからない部分があるので、私たち自身が自公政権にかわる政策を持ち、運動を進めていかなければならない。この間討議されてきた『現況における安全保障政策についての市民連合の基本的な考え方』もその一つの試みだと思う。自公政権にかわる新しい政策を示しながら、より市民連合の運動を大きくしていこう。」とのまとめがあり、会議を終了しました。