地域から

参院選「総括集会」を終えて思うこと
市民連合@みやぎ

市民連合@みやぎ(以降@みやぎ)は、8/21参院選総括とリスタートのための集会「歩み続けよう、私たちの道を! 改憲ストップ・2023地方選勝利に向けて」を開催した。

集会では、小畑きみ子候補の奮闘をねぎらい、彼女の前途に幸あれと願って、参加の皆さんから大きな、あたたかい拍手が送られた。

 

選挙戦。

多くの場合、取り返しのつかないこと、終わったことに執着するのは生産的ではないとされる。そして、今回の総括は煎じ詰めれば、7月11日に市民連合中央が発した「声明」がすべてだという思いもあったが、私には、ここはやはり自分たちなりの総括を自分たちの言葉で発信しなければ、野党共闘を支持し@みやぎの呼びかけに集結してきた人々の期待を損ねてしまうのではないかという危機感があった。

どれだけ建設的な議論ができるかの懸念も抱えつつ、呼びかけ人・世話人会をはじめ、事務局の役割をしている「実務者会議」での話し合いは数度にもわたった。県内の有力な運動体の皆さんとも意見交換をさせてもらった。@みやぎ発足以来、こんなに多くの時間を当てた議論は初めてかも知れない。

そうした経過をもとに、集会では、多々良事務局長がデータも駆使して、大変率直かつ多角的な視点からのプレゼンを行った。「頑張ったよね」などと、「きれい事」に収れんさせない、今回、ある意味つらい総括を共有したからこそ、ともに新たなスタート点に立つ集会にできたように感じている。

 

遅れに遅れた共闘成立、政策協定もままならず、かろうじて、事実上の市民連合主催による3つの個人演説会と、後半戦の仙台駅前ペデストリアンデッキでの集会が「共闘」の旗を立てられた数少ない場面であった。また、証紙ビラを引用して作成した市民連合独自のリーフ12万枚をポスティングした。しかし、正直言ってともに闘ったとは言い難い、不完全燃焼の選挙戦だった。選挙後も周辺には何ともくすぶった気分が立ち込めていたことは否めないし、当然だ。

今回の選挙戦。強烈な野党共闘つぶしが続く中での限界と、それにしても候補者を立てた以上、選対には戦略と戦術がなかったはずはないが、それが私たちにはよく見えないままに終始した。厳しい言い方になるが候補者を出した政党の責任は重い。

私たちも「市民と野党の共闘」とは何なのか、私たちが果たすべき役割はどこにあるのか、原点から捉えなおすことが求められていることを痛感させられた。

集会では、前段での広渡先生のご講演から、今、私たちがいかなる地点にいるのか、そして、目指すべき道はどこにあるのかを明確に共有することができた。市民連合が地力をつけること、つまり市民と市民をつなぐ力をもっともっと豊かなものにすることによってしか、政党間をつなぐ存在にはなり得ないということだ。

政治を変える、政権を変えるという市民連合の目的を本気で果たそうというなら、現在野党である政党とともに、政策や闘いの戦略について、対等に双方向性をもつて意見交換できる、すべき存在にならなければということだろう。

「政党間の共闘」あってこその市民連合と、これまでは受け身であることが多かったし、本当のところ、我々はどれだけあてにされる存在なのかという指摘も少なくはない。

野党共闘が単なる票の一本化というなら、政党間で詰めてもらえばいい話である。私たちがつくらなければならない「共闘効果」とは、人々の政治への願いや期待、変わりうることへの希望を共闘に引き寄せて、どのくらい掘り起こすことができるかによるものなのだろう。そのために具体的には何をなすべきか。2023年の地方選挙や改憲阻止運動などを通しての実践から探っていきたい。

市民・主権者側の意識変革の流れをどうつくるか。クーデターなどの手段とは程遠い、地を這うしかない私たちの運動は本当に果てしない闘いだ。気が遠くなるようだが、目の前の課題一つ一つに丁寧に取り組んでいくほかない。すでにある運動体や労組などともそうした目当てをどれだけ共有できるか、それぞれの立場からの取り組みを再構築してもらえるよう、連携を深めていきたい。

今、安倍元首相の国葬問題が大きな波紋をよんでいる。旧統一教会と自民党とのただならぬ関係も白日の下にさらされようとしている。支持率の低下も著しい。

参院選直後とはちがう情勢が展開しているが、自民党一強を切り崩す大きな機会が与えられたのだ。声を上げれば政治は変えられるという事実をつくるまたとない機会である。

集会の最後には、市民連合みやぎ 8.21集会 特別決議案を満場一致で採択。

9/4には@みやぎの呼びかけて広く共同する「安倍元首相の国葬に反対する市民アクション㏌みやぎ」(屋外での集会とアピール行進)を開催する。

 

市民連合みやぎ 8.21集会 特別決議案

市民連合みやぎ 2022参院選総括

 

「市民と野党の共闘で政治を変える市民連合みやぎ(市民連合@みやぎ)」

                            事務局次長  須藤道子