ひろば

女性差別撤廃PTとしての「4・8日比谷集会」/総がかり行動実行委員会 性差別撤廃PT

4月8日、「ロシアは侵略をやめろ、ウクライナから撤退を!」集会が日比谷野外音楽堂で開催され、銀座方面へのデモが行われました。コロナ禍が収束しておらず、多数の人々が集まることや夜間の外出に躊躇する人々が依然として多い中でも、1800人が集まりました。

「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の性差別撤廃PTは、少しでもインパクトのある行動が必要だと、また、戦争下における女性の状況を鑑みて、戦争が及ぼす女性の犠牲、性的凌辱が横行した歴史だけでなく、現に行われているロシアの侵略における女性への暴力があることを伝えたい、戦争を一日でも早く収束することを訴えるために、統一した行動を計画して参加しました。

総がかり行動実行委員会 性差別撤廃PT

とりわけ、映像を通じた報道やSNSの発信を意識したのです。参加する女性たちが日比谷野外音楽堂の舞台近くに集まるようにしました。そして、デモも女性だけのグループを作り、デモ指揮も女性が行いました。先導する宣伝カーからのアナウンスやコールは、独自のものとしました。ウクライナでの女性に対する凌辱が現実にあることがアナウンスされ、その言葉は、聞いている人の心に染み入るものでした。私たち女性たちが、こうした行動を計画したのは、戦争と個人の関係に思い及んだからです。戦争は、指導者同士が戦うものではなく、軍人だけが戦うものではありません。戦争は殺人と人間の暮らしを破壊するものであることは言うまでもありません。必ず、普通の市民が犠牲になっていることは歴史を見れば明らかです。

ウクライナの状況も同じように、子どもや女性も犠牲になっています。かつての日本が戦時下にあったとき、女性は「銃後の妻」などと言われ、夫を戦争に持っていかれ、「家庭を守る」ことを強要されました。「家父長制」の下で、女性は夫や息子が戦争にとられることを拒否することもできず、「生きて帰ってほしい」という言葉すら言えず、出征する男性たちを見送りました。戦争を進めるためには、命令一つで人々を動かす必要があります。そのためには、厳しい「上下関係」を存在させねばなりません。軍人に階級があるように、上からの命令に抗うことなく従う体制を作らねばならないのです。それは、社会全体に及ぶものであり、家族や家庭、個人にも求められるのです。

「家父長制」というものが実に都合が良いのです。無防備な人々を殺戮することを抵抗なく行うためには、人々が公平である、男女が平等であることが許されないのが戦争だと、私たちは訴えたいと思いました。性差別撤廃PTのメンバーは、日本国憲法によって平和・国民主権・基本的人権が保障されていることを、4月8日の行動のみならず、今後の活動でも訴え続けていきたいと思います。(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会 性差別撤廃PT)