ドキュメンタリー映画「ワタシタチハニンゲンダ!」完成!上映ご協力のお願い /ノンフィクション作家・高賛侑 【2022.4】
ノンフィクション作家・高賛侑さんプロデュースのドキュメンタリー映画「ワタシタチハニンゲンダ!」が完成しました。この映画は韓国・朝鮮人、技能実習生、難民、入管収容者など多様な立場の外国人問題の全体像を描く初のドキュメンタリーです。高賛侑さんから上映活動ご協力のメッセージを頂きましたので、ご紹介致します。映画の宣伝や劇場公開、自主上映、さらに上映支援カンパのご協力をお願い致します。(市民連合事務局)
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アンニョンハセヨ。私は2019年に朝鮮学校の歴史と現状を描くドキュメンタリー映画「アイたちの学校」(99分)を制作し幸い大きな成果を得ることができました。ご協力下さった方々には深く感謝しております。私は次回作として在日外国人差別問題をテーマとするドキュメンタリー映画「ワタシタチハニンゲンダ!」(114分)の制作を進めてきましたが、ようやく完成し、今後上映活動を進めていきます。
御承知の通り、昨年、スリランカ人女性ウィシュマさんが名古屋入管で亡くなって以後、入管問題が大きくクローズアップされていますが、その他にも在日外国人をめぐる問題は戦後長い歳月にわたって続いてきました。
本作は、韓国・朝鮮人、技能実習生、難民、入管収容者など多様な立場の外国人問題の全体像を描く初のドキュメンタリーといって過言ではないと思います。ウィシュマさん死亡事件以後、在日外国人の処遇改善を求める世論が画期的に高揚し、今年は重要な転機を迎えています。本作はこうした世論喚起に寄与したい想いで制作しました。
一般公開に先立って、特に制作にご協力いただいた方や想いを共にする方々にVimeoの映像をお送りいたしますので、ご高覧いただき、宣伝や上映活動などいろんな形でご協力下さいますようよろしくお願いいたします。
■本作の特徴
◎在日韓国・朝鮮人、オーバースティ、技能実習生、難民、ウィシュマさん死亡事件を中心としながら、外国人差別の歴史と現状を描く。
◎多くの当事者たち、支援団体、弁護士等の生の証言を取材。社会的にほとんど知られてこなかった恐るべき実態を視覚的に明らかにする。
◎特に入管の監視カメラ等で映された様々な映像を入手できたことは重要。被収容者が暴行を受けるシーンや死の直前のシーンは衝撃を禁じえない。事前にチェックしていただいた方からは「歴史に残る作品」という評価もいただく。
■上映について
◎劇場上映のお願いはこれから進めていきますが、事前にご相談した第七藝術劇場様と京都シネマ様は5月下旬か6月に公開して下さることが決まりました。
◎いま、難民、入管問題などは非常に重要な時期を迎えていますので、できるだけ早く上映活動を進めたいです。恐縮ですが、2、3か月の内に集中的に劇場公開を行い、その後、全国的に自主上映を展開していきたいと思っていますので、早めにご連絡いただければ幸いです。
◎もし上映をしていただける場合は、チラシ、ポスター、DCP、ブルーレイ、DVD等についてご相談させていただきます。
◎ちなみに制作費のためのクラウド・ファンディングは200万円を目標としましたが、非常に反響が大きく、カンパも含めて300万円以上のご支援をいただくことができました(「アイたちの学校」の時の倍以上)。
◎本作は後日、英語版、韓国語も製作し、世界各国でも上映していく予定です。
■チラシと前売券の配布にご協力を
◎近日中にチラシと前売券が出来上がります。特にチラシはできるだけたくさん配布したいと思いますが、配布にご協力いただける方は必要部数(50〜1000枚)と送り先をお知らせください。
※お問い合わせ先;高賛侑
〒544-0033 大阪市生野区勝山北5-10-3
(090)6376-3678 T/F(06)6712-1669