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【ご紹介】緊急声明「ウクライナへの軍事侵攻は即時停止を、戦争反対です」 /認定NPO法人日本障害者協議会(JD)代表 藤井克徳 【2022.3】

認定NPO法人「日本障害者協議会」(JD)は、ロシア軍の国際法違反、非人道的なウクライナ侵攻・侵略の即時停止、戦争反対の「緊急声明」を出されました。

〇「緊急声明」2022年2月28日/「日本障害者協議会」(JD)代表 藤井克徳

2月22日の進攻に始まったウクライナへのロシアによる侵略は、非人道的であり、断じて許せません。それぞれの国の主権は武力で脅かされてはなりません。日本政府は、全世界の人びとが「平和のうちに生存する権利」を宣言した日本国憲法に基づき、ウクライナへの軍事侵攻を即時中止するよう、ロシアに強く求めることが必要です。

戦争は、いのち、人権を奪い、多数の難民を生み出し、民主主義や経済を危うくします。この瞬間にも。おびただしい数の障害者と家族が戦禍に巻き込まれています。障害のある人にとって、「障害発生の最大の原因は戦争による暴力です」「戦争と障害者のしあわせは絶対に両立しません」。これは人類の歴史の教訓です。欧州障害フォーラムは、2月24日、ウクライナの270万人の障害者の安全を危惧し、障害者権利条約第11条(危険な状況及び人道上の緊急事態)から「ウクライナにおける障害者の保護と安全」を訴えました。

一方、ウクライナには重大な事故を起こしたチェルノブイリ原発があります。すでに軍事占拠されたと報じられていますが、この進攻を原発や核兵器を巻き込んだ核戦争にさせてはなりません。地球はつながっています。私たちを含め、世界中への深刻な影響が懸念されています。

人権と平和を守ることを宣言した国際障害者年(1981年)を機に私たちJDは結成されました。いまこそ平和と民主主義を求めるウクライナの人びと、世界の障害関係者と連帯して、心から訴えます。

NO WAR! 戦争反対!