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北海道から市民と野党の共闘の「風」を 川原茂雄(市民の風・北海道 共同代表)

川原茂雄(市民の風・北海道 共同代表)

今回の総選挙では、北海道は選挙区で5名、比例で3名が当選(いずれも立憲民主党)して、8議席の獲得となりました。目標としていた道内議席半数の10議席には届かず、前回の選挙で失った比例での日本共産党の議席を回復することもできませんでした。

選挙後、野党が伸びなかったのは立憲が共産と共闘したせいであるかのようなメディアを中心とする報道がありましたが、北海道では、おそらく共闘しなければ野党側はほぼ全ての小選挙区で議席を失っていたと思われ、共闘の効果と成果があったことは明らかです。

「市民の風・北海道」は、2015年の安保法制の強行可決をきっかけに、北海道における市民と野党の共闘に取り組む市民運動として始まり、2016年の衆議院北海道5区の補欠選挙の時に、共闘の盛り上がりと熱気の「風」を起こしました。そして、2017年の衆議院議員選挙の時の希望の党騒ぎの危機と立憲民主党立ち上げの時にも、共闘の「風」は吹いていました。しかし、今回の衆議院議員選挙では、市民と野党の共闘の「風」を、十分に感じることも、吹かせることもできなかったように思います。

そんな中でも、共闘のために、できる限りのことをやってきたつもりですが、結果的には野党共闘をまとめる(一本化する)ためにエネルギーと時間がかかりすぎて、市民と野党の共闘の「風」を吹かせる前に、総選挙が終わってしまったという感じです。

「市民の風・北海道」として今回の総選挙の総括のために、昨年末に道内野党(共産・立憲・社民)の幹部の方々と今回の総選挙の結果についての意見交換会をおこないました。そこで今後の共闘にむけて、まずは道民(有権者)に支持される政党になる・共闘をつくる(それぞれが地力をつけていく)こと、各選挙区・地域レベルでの野党と市民の関係と取り組みを強化していくこと、そして、この6年間に北海道で築き上げてきた野党と市民の絆と信頼関係をより深化(進化)させていくことを確認しました。

今年の夏の参議院議員選挙では、なんとしてでも改憲勢力の3分の2割れをめざすための市民と野党の共闘体制づくりが求められています。そのためには、これまでの共闘のかたちをどのように深化(進化)させていくのかを、政党だけでなく、市民の側からもしっかりと考えて取り組んでいき、ここ北海道からも市民と野党の共闘の「風」を吹かせていきたいと思っています。