地域から

東京7区・8区・10区では、れいわ新選組を含めた野党統一候補の実現にむけて、取り組みを進めています

 東京では、れいわ新選組が6つの選挙区で予定候補を発表しています。そこで各地域で、れいわ新選組を含めた野党共闘の実現をはかりたいと取り組んでいます。ここでは、7区、8区、10区の取り組みを紹介します。

 まず東京7区(渋谷区、中野区南側、目黒・品川・杉並区の一部)では、立憲民主党:長妻昭氏が現職ですが、れいわ新選組の高橋阿斗氏が予定候補になりました。私たち「選挙で変える!東京7区市民連合(通称ななれん)」の願いはれいわ新選組を含めた野党統一候補の実現です。そこで、長妻氏とのZoom懇談会を2回連続で行い、3つのことを要請しました。

  • れいわ新選組を含めた野党統一候補を実現してほしい。
  • れいわ新選組を侮らないでください。10%前後の得票率をもっています。
  • 日頃一緒に活動をしているメンバーにもれいわ新選組の支持者の方がいます。市民が分断される選挙にはしないでください。

 こうした取り組みの背景には、前回の総選挙や最近の都知事選挙で市民と立憲民主党・日本共産党が一緒に行動していくなかで作られてきた信頼関係があります。中野区では区長選挙でも野党共闘を成立させ、現職区長を破っています。市民が主催した区政勉強会に立憲・共産の区議さんも参加して、区議会での質問に生かすような状況も生まれています。日常的な活動を一緒にすることで野党共闘の信頼関係をつくっています。
 一方、れいわ新選組の高橋阿斗氏へも会談をよびかけました。まだ実現できていませんが、了承いただき日程調整中です。お会いできたら「降りてほしい」とは言いません。「野党共闘で統一候補を実現したい」ということを要請します。誰を候補者にするかは政党同士の話し合いで決めていくことになるでしょう。ななれんは「誰に決まっても野党統一候補を全力で応援する」と決めています。そういう立場で、長妻氏に「早く野党共闘で候補者調整をする話合いを進めてほしい」と要請しています。

 次に東京8区(杉並区)「政治を変える8区の会」では1日も早く自公政権を終わらせたい、それに少しでも近づくために杉並でできることは「石原のぶてる打倒」です。杉並は野党統一候補を擁立できれば勝てる可能性大の選挙区です。現在、吉田はるみ氏(立憲)、上保まさたけ氏(共産党)、辻村ちひろ氏(れいわ)3名が立候補を表明しています。
8区の会は、3人の候補者の政策、人柄を知っていただくために集会を3回行いました。最初は、3人それぞれをお呼びして個別にお話しを伺い、2・3回目は3人揃ってお話を伺う形で行っています。
立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組それぞれに、統一に向けて動いてほしいという要請も行いました。選挙は言うまでもなく地域でおこなわれます。地域の実態を伝え、地域の声で統一候補を実現すべく、今後も活動を続けていきます。

 続いて東京10区(豊島区、練馬区・新宿区の一部)では、前回2017年の総選挙で「市民と野党の統一候補」を実現できず、野党候補の合計票は希望の党の若狭候補には勝ちながら、自民党の鈴木隼人候補に150票及ばず鈴木隼人候補の当選を許してしまいました。その悔しさを晴らすべTeNネットワークでは7東京10区における市民と野党の統一候補を求め活動してきました。
現在、東京10区野党立候補予定者は、立憲民主党:鈴木ようすけ氏、国民民主党:たるい良和氏、日本共産党:杉江まき氏、れいわ新選組:渡辺てる子氏となっており、このままでは、再度自民:鈴木隼人氏の勝利が想定されます。そこで、9月12日豊島区民センターにおいて、東京10区野党予定候補4名の方たちにお集まりいただきパネルディスカッションを開催。各自の思いを語っていただき、同時に統一候補実現への思いを伝えました。この集会を契機に「市民と野党の統一候補」を目指し、各党への要請行動を取り組んでいます。また、政策協定に向けて議論を深め、野党候補の4名の方と協議の予定です。