2/19 野党4党1会派との意見交換会
市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)は、2月19日、野党4党1会派の幹事長・書記長らとの意見交換会を開催しました。次期衆院選に向けて政策協議を重ね、共通政策を策定するための議論を進めていくことを確認し合いました。
意見交換会は、冒頭、市民連合の山口二郎法政大学教授があいさつ。「安倍政権下では政府の基本的なルールが崩壊し、出鱈目な対応が重大な危機のもとで罷り通っている状況がある。今あらためて、次の総選挙に向けて、各野党が協力していく基本的な姿勢を国民に示していくことが重要だ。出来る限り選挙では、与野党一騎討ちの構図を立憲野党で作り、安倍政権にかわる政権構想を示してほしい。我々も政策の基本などを議論し、立憲野党と市民へ示していきたい。」と述べました。
また、立憲野党から代表して立憲民主党の福山哲郎幹事長からあいさつ。「2015年の安保法制から5年。あの時の方がまだ安倍政権は誠実だった、あの時一定の議論ができたと考えると、今の議会制民主主義は破壊されつつあると言わざるを得ない。桜を見る会の問題に関しては、安倍政権においては虚偽答弁も文書改竄も文書をシュレッターにかけることも全て日常的に行われていたという恐ろしい状況だ。そして黒川検事長の定年延長問題。立憲主義・三権分立の破壊が目の前に広がっている。このような状況のなかで野党として連携を強め、市民に安倍政権にかわる選択肢を提示する責任があると思う。13項目のブラッシュアップも必要だ。候補者については、可能な限り一本化をめざしていく。」と述べました。
政党の出席は、立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」、が出席しました。また、れいわ新選組の山本代表にも出席を要請しましたが、「日程上都合がつかない」と丁寧な連絡がありました。
市民連合の側からは、学者の会(安全保障関連法に反対する学者の会)の広渡清吾東大教授、立憲デモクラシーの会の山口二郎法大教授、総がかり行動実行委員会から福山真劫、高田健、小田川義和各共同代表らが参加、各代表が出席しました。