5月28日 立憲野党と市民連合の意見交換会
5月28日(月)、衆議院議員会館で16:00から約1時間にわたって、「立憲野党と市民連合の意見交換会」が行われました。参加者は政党サイドから、立憲民主党・福山幹事長、横光克彦衆議院議員、日本共産党・小池書記局長、穀田国対委員長、自由党・玉城幹事長、社会民主党・吉川幹事長、無所属の会・大串博志幹事長、市民連合サイドから立憲デモクラシーの会・山口二郎法政大学教授、中野晃一上智大学教授、学者の会・廣渡清吾東大名誉教授、ママの会・池田亮子、藤山明日香、総がかり運動実行委員会・高田健、福山真劫、小田川義和、市民連合事務局・諏訪原健、本間信和でした。
冒頭、福山市民連合運営委員から、今回市民連合の呼びかけで意見交換の場を持ったこと、国民民主党については「市民連合との連携については現在協議中」であり、今回は参加していないが、同党とは今後も協議を続けていくことについて説明がありました。
引き続いて山口教授が挨拶しました。発言の要旨は以下の通りです。
通常国会が始まってからの安倍首相の答弁は酷い。言葉が軽んじられ、コミュニケーションが成立しなくなっている。このような状況では、政治を論じること自体が嫌になってしまう。それが、政権支持率30%キープの原因の一つになっている。馬鹿馬鹿しくなって批判を止めることが、権力の一番の狙い。だからこそ、野党も市民もおかしいことにはおかしいと言い続けるしかない。今回の場は、その点を改めて決意を確認し合う場である。
そして、その馬鹿馬鹿しい権力を倒すの手段が選挙である。重要になるのが、新潟県知事選と来年の参院選。二大政党制の幻想を捨てて、野党がそれぞれの独自性を活かしながら連携し、将来的には連立政権を作るという展望を形成することが重要ではないか。安倍政権に代わる、具体的なヴィジョンを提示することで、社会全体にそのイメージを浸透させていきたい。そのために何をしていくべきなのか、今後議論する機会を設けていくことについても率直な意見を伺いたい。
未曾有の政治の劣化の中で戦っている野党には苦労もあると思うが、我々も野党の皆さんと一緒になって、政治の転換を図っていきたい。
その後は意見交換が行われ、立憲民主、共産、自由、社民、無所属の会の各党・会派、市民連合の各構成団体から、これまでの経過を踏まえて、さらに協力していこうと多くの提起がなされました。最後に山口教授の方から、来年の参院選に向けて政策の議論をして行くために、事務型の間でも議論の仕方等詰めて行きたいとの発言がありました。