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【東京10区・福岡6区補選】野党統一候補の誕生を歓迎します
東京10区と福岡6区の補選において野党統一候補が誕生したことを歓迎します
2016年10月23日に投開票が行われる衆議院補欠選挙において、民進党公認の鈴木ようすけさん(東京10区)と新井ふみこさん(福岡6区)が野党統一候補となることが決定しました。
これは、立憲野党(民進党、共産党、社民党、生活の党)の幹事長・書記局長協議で、安保法制の廃止、雇用、社会保障、保育、男女平等、LGBT差別解消などの分野で共同提出した15法案を含めた共通政策の一致点に積み重ねて、衆議院選挙においてできるだけの協力を行うことなど、参議院選挙前の4党首間の合意事項を改めて確認した上で野党候補の一本化に至ったものであり、私たち市民連合はこれを歓迎し、野党統一候補への支持を表明します。
しかし、東京10区と福岡6区はともに自民党の有力政治家が保持していた議席を争うものであり、単に候補者を一本化しただけで野党が勝利を望めるわけではありません。東京10区では、地元の市民団体のTeNネットワーク2016と鈴木候補が、10項目に及ぶ政策協定を締結しました。私たち市民連合は、このように候補者や立憲野党4党と市民との間の政策協議を進め、広範な市民の政治参加を呼び込む共闘への深化が、野党統一候補が厳しい選挙を勝ち抜くために不可欠の前提条件であると考えます。
今後、市民連合は、補選のみならず衆議院選挙を視野に、立憲野党や立候補予定者たちとの協議を通じて政策協定を交わし候補者の推薦を行い、市民の後押しする野党共闘の内実をさらに充実させることをめざしていきます。
2016年10月9日
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合