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2/17全国市民意見交換会のご報告

2月17日(日)に、市民連合発足以来、6回目となる「全国市民意見交換会」を実施しました。この会は、市民と野党の共闘について全国各地で情報共有をし、共闘のさらなる発展を目指すものです。

 

まず高田健から「私たちは、この通常国会で安倍さんが狙う改憲発議をもし、阻止することに成功したら、そのあとは参議院選挙だと思います。参議院選挙で安倍改憲に必要な2/3の議席を安倍派にとらせないこと。これを実現したいと思います。最低限目標として立憲野党で1/3以上。志が低いかもしれませんが、1/3以上は絶対にとる。改選議席41以上は絶対に確保する。そうした闘いをこの参議院選挙でやっていきたいと思います。」と挨拶がありました。

 

第一部では、基本認識の共有のために講演の時間を設けました。広渡清吾からは野党共闘の経過と今後の展望について、諏訪原健から市民参加型政治の促進について、それぞれ話がありました。

 

第二部では、グループに分かれて意見交換を行いました。各地の状況を共有するとともに、市民連合が野党に対して要望する政策の内容について協議しました。政策についての意見交換では、「憲法の理念を堅持し、平和国家としての生き方を貫く」・「個人の尊厳を守る社会の実現とすべての人間に尊厳ある生活を確保する」・「原発のない社会と持続可能な経済を目指す」・「国の私物化を許さない」の4本柱について、参加者からの意見を集めました。ここで出た意見は市民連合の政策要望をつくる際の参考にし、それをもとにして野党との政策合意をつくっていきたいと思います。

会の最後では、中野晃一から「ここで、また2/3を自公が維持する事になったら、いよいよ改憲です。本当にどっちに転ぶのかというのは大きな問題だと思います。ここで大事なのは、今、ここいいない人たちをそれぞれ自分の現場でどうやって呼び戻すか。また、新規参入をしてもらうのかということです」と、野党との連携をさらに広い市民に広げていく必要性を述べました。市民連合としては、意見交換会で出た声を参考にしながら、参院選に向けた取り組みを有意義なものにしていきたいと思います。