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5.8【あたりまえの政治を取り戻す 新宿西口街宣】のご報告

 5/8(火)に、新宿駅西口にて、市民連合主催(協賛:総がかり行動実行委員会)で、「あたりまえの政治を取り戻す 新宿西口街頭宣伝」が開催され、冷たい雨の中、多数の市民の皆様にご参加いただきました。
 街頭宣伝では、野党各党の議員と、市民有志からスピーチが行われ、手を取り合って、「あたりまえの政治を取り戻す」闘いをさらに広げていく意志が示されました。

 まず市民連合・山口二郎から、「次から次へと様々な問題が露呈している。これだけ問題を起こしながら、官僚も政府も、誰も責任をとらず、開き直っている。この状況に対して諦めてはいけない。野党の国会での闘いのために、市民の声が重要になる。」と、主催者を代表しての挨拶がありました。

 次に学者の会・広渡清吾さんは、「あたりまえの政治を取り戻す、と言わなければならない状況になっている。議院内閣制の根本である、政府の国会に対する信頼が崩壊するという事態が起きている。こうなっては内閣総辞職しかない。目指すべきは、嘘をつく、国民を裏切る安倍政権に退場してもらうことだ。」と述べました。

 立憲民主党・近藤昭一衆院議員は、「国会での議論が正しいものであるためには、議員は本当のことを言わなければならない。それなのに疑惑、改ざん、隠蔽が続いている。これではきちんと議論ができるはずがない。私たちは「あなた」の代弁者として、国会を正していきたい。」 と訴えました。

 日本共産党・小池晃参院議員は、「財務官僚が命を失ったにもかかわらず、麻生大臣は誠実な対応をしない。国会議員としても不適格。モリ・カケすら解決できない政権に、まともに仕事ができるわけがない。嘘のない、あたりまえの政治を取り戻さなくてはいけない。今のような政治は終わりにしよう。」と語りました。

 社会民主党・福島瑞穂参院議員は、「嘘で固めた政治の上に、まともな政治などつくりようがない。麻生大臣のセクハラ問題についての発言もありえない。セクハラは大したことがないと言っているかのようで、当然罷免されるべきだ。嘘が支配する政治はお終いにしよう。民主主義を一緒につくっていこう。」と呼びかけました。

 自由党・野沢哲夫東京1区総支部長は、「自由党としても、安倍政権下での憲法改正と断固として闘っていく。今の社会において、安倍政権自体が、この国の『国難』だ。今日も多くの市民の皆さんが参加されている。皆さんと共闘し、安倍政権を引き摺り下ろしたい。」と述べました。

 ママの会・辻仁美さん「安倍政権の誰も責任をとっていないのはおかしい。道徳に子どもたちに教え込むより、自分たちが学びなさない。麻生大臣の発言は、これまでの女性の努力を踏みにじるもので、即刻辞任するべきだ。あたりまえの政治、暮らし、こうなりたいという未来を、私たちの手で作り上げましょう。」と語りました。

 大学生で、「未来のための公共」として活動している、谷虹陽さんは、「セクハラ問題での麻生大臣の発言は本当に許しがたい。これ以上、被害者を貶めることは辞めるべきだ。差別の構造を生み出しているのは男性だからこそ、私も声を上げないといけないと思う。麻生大臣が今も辞めていないのは『あたりまえの政治』ではない。私たちが変えていきましょう。」と訴えかけました。

 最後に、協賛である「総がかり行動実行委員会」から高田健さんが、「安倍政権下で防衛費が増えている。集団的自衛権を認めてられるようになった。そんな中で、憲法9条改憲が目指されている。絶対に止めなくてはいけない。私たちの手で止めましょう。」と挨拶をしました。

 依然として、森友・加計学園疑惑の真相追及や、福田前財務時間のセクハラ問題への真摯な対応などはなされないまま、国会では高度プロフェッショナル制度を含む「働き方改革」一括法案が成立させられようとしています。市民連合としても、国会の正常化や安倍政権退陣に向けて、さらに野党との連携を強めるとともに、幅広い市民への呼びかけを行なっていきたいと思います。